「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用伝言板(web171)」(NTT東日本提供)はこちら

介護予防とは何でしょう?健康を維持していきいき暮らすために

年齢を重ね、病気や体力の衰えなどが気になりだすと、
「住み慣れた家や地域で自分らしく暮らしたい」
「病気やケガで家族の世話にならないようにしたい」
という思いが強くなります。
できるだけ心身の健康を保つ「介護予防」について、やさしくまとめました。

介護予防は、いまの健康状態を維持すること

介護予防は、高齢者が要介護状態になることを予防したり、すでに要介護状態の場合は悪化を防止したりすることを目的としておこないます。
頭や体を動かして、心身の機能を改善することはもちろん、日常生活で活動する機会を増やしたり、家庭や地域で役割を持つなど、できるだけ健康で自分らしく生活できることをめざしています。

介護予防は、誰にとっても身近な問題です

平成28年に厚生労働省がおこなった調査では、高齢者の健康状態や日常生活について以下のような調査結果が出ています。

  • 65歳以上の約4割の人が、病気やケガなどの自覚症状があります。
  • 65歳以上の約2割の人が、足腰の痛みを訴えています。
  • 65歳以上の約7割の人が、なんらかの理由で通院しています。

また、介護が必要となった主な原因として、認知症、脳血管疾患(脳卒中)、高齢による衰弱、骨折・転倒、関節の病気、心疾患の順であげられています。
いまの心身の健康をできるだけ維持することは、すべての人に共通する課題なのです。

市区町村でおこなわれている介護予防の取り組み例

皆さんがお住まいの市区町村でも、介護予防の取り組みがおこなわれていることをご存知ですか?
内容はさまざまですが、おもに運動や頭の体操などをおこなっているところが多く、無料あるいは安価で参加できるものがほとんどです。
ただ介護予防教室に参加するだけでなく、自分たちで教室を運営するなど、役割をもっていきいきと活躍している方も多くいらっしゃいます。
ここでは、3つの取り組みをご紹介します。

いきいき・かみかみ・しゃきしゃき百歳体操(高知県高知市)

「いきいき」は体、「かみかみ」は口、「しゃきしゃき」は頭の体操を意味しています。
週に1~2回、体操教室がおこなわれ、各会場で5~60名の人が参加しています。
費用は基本的に無料で、会場使用料が必要な場合も100円~200円の自己負担で参加できます。

健康づくり課の職員(保健師・看護師・理学療法士・歯科衛生士)も参加し、体操の内容を専門職が監修するなどのサポートをしています。
また1回参加するごとにもらえるポイントをためると、商品券などに交換できるサービスもあり、参加者の楽しみの一つとなっています。

めざせ元気!!こけないからだ講座(岡山県津山市)

こけないからだ講座は、高齢者の転倒を予防するため、足腰や肩まわりの運動を週1回のペースでおこなっています。

目標を立て、達成できるように市の職員のサポートもあり、実際に参加された方からは、「立ち座りがしやすくなった」、「テーブルに 手をついたり、よいこらしょと言わないでも、立つことができるようになった」という声が寄せられています。

こけないからだ講座は、地域住民が中心となって運営しています。
市から講座の説明を受けた人や地域のことをよく知る人が運営の担い手となっていることが多く、参加者や運営の人たちの口コミで講座内容や効果が伝わり、市全体へと活動が広がっていきました。

大東元気でまっせ体操(大阪府大東市)

大東元気でまっせ体操は、月2~3回程度、自治会、老人クラブなどの地域団体が担い手として市内の高齢者を集めて市オリジナルの体操をおこなっています。

関節痛などで体操を同じようにできない人には、痛みがでない運動法を市のリハビリテーション職が指導したり、認知症の参加者にはどのように接したらよいかを地域包括センターの職員が指導するなど、住民主体の活動をサポートしています。

体の弱い高齢者が元気な高齢者の支えで元気を取り戻し、小学校の下校時の見守り隊に参加するなど、社会活動が広がっています。

介護予防の情報は、広報誌や地域包括支援センターで

お住まいの市区町村で行われている介護予防事業は、地元の広報誌やお近くの地域包括支援センターで知ることができます。
皆さんが続けやすいもの、気軽に始められるもの、積極的に関われるものなど、さまざまな工夫がされているものばかりです。
ぜひ一度参加してみてください。