「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用伝言板(web171)」(NTT東日本提供)はこちら

がん検診の種類と費用|受けるまでの時間と流れ

生涯のうちに、2人に1人が、がんにかかるといわれています。
初期のがんには、ほとんどの場合自覚症状がなく、早期発見・早期治療するためには定期的な「がん検診」が有効です。
この記事では市区町村で受けられる「がん検診」について、費用や流れを紹介します。

会社の健康診断だけでは不十分

会社の健康診断は、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病を発見するうえでは非常に有効です。
しかし、精密な検査をおこなわない場合がほとんどなので、初期段階のがんが発見されないケースが多いのです。

がんの種類によって対象年齢が設定されています

市区町村が定期的におこなうがん検診は、子宮頸がん、乳がん、肺がん、大腸がん、胃がんの5種類です。
対象年齢等の条件を満たしていれば、誰でも受診することができます。

20歳から受けられる「子宮頸がん検診」

子宮頸がんは20歳代の後半から40歳前後の人がなる割合が高いので、20歳以上から検診が受けられるようになっています。
検診方法は「問診」「視診」「内診」「細胞診」です。「細胞診」はブラシなどで子宮頸部から細胞を採取しておこないます。

40歳から受けられる「乳」「肺」「大腸」のがん検診

40歳以上になると、乳がん、肺がん、大腸がんの検診が受けられるようになります。

乳がんの検診方法

乳がんの検診方法は「問診」「視触診」「マンモグラフィ」です。
マンモグラフィは乳房を2枚の板で挟み、X撮影をするため痛みを感じる方もいます。
とくに月経前後は乳房が張っていて痛みを感じやすい体質の方は、避けて受診したいですね。

肺がんの検診方法

肺がんの検診方法は「問診」「胸部X線検査」です。
必要に応じて「喀痰(かくたん)細胞診」をおこなう場合もあります。
喀痰細胞診は、3日間出来る限り早朝に痰(たん)を採取して検査します。

大腸がんの検診方法

大腸がんの検診方法は「問診」「便潜血検査」です。
便潜血検査は便に潜む血液の有無を調べる検査、いわゆる検便のことです。
2日分の便を採取するのが一般的です。

痔を患っていると、便潜血検査で陽性になることもありますが、「痔だから陽性になった」とは思い込まずに、精密検査を受けるようにしましょう。
また月経期間中は受診できない場合もあるので、各自治体の大腸がん検診の注意事項を確認してみましょう。

50歳から受けられる「胃がん検診」

胃がんは、日本人が最も多くかかるがんです。今は治癒率が上がっていて、早期発見・早期治療すれば治る病気といわれています。
検査方法は「問診」「胃X線検査」または「胃内視鏡検査」です。
胃X線検査は胃の内部を撮影するため、食事や飲料の摂取制限があります。

その他の検診

他にも、「前立腺がん検診」や「肝炎ウイルス」の検診を受けられる市区町村もあります。
前立腺がん検診は50歳以上の男性、肝炎ウイルスは40歳以上の方を対象としており、検診方法はいずれも血液検査です。
費用は無料〜1,000円程度のところが多いようです。

定期的に受けたいがん検診、費用はいくら?

がん検診は1度受けたら良いというものではなく、推奨されている間隔で、定期的に受診することが大切です。
がんの種類によっては進行がとても早く、1年前の検診で異常がなくても安心できない場合もあるからです。
国が推奨する受診の目安は、胃がん、子宮頸がん、乳がんの検診が2年に1回、肺がん、大腸がんの検診が年に1回です。

「3がんセット検診(胃がん・大腸がん・肺がん)」や「がん総合検診(単独がん検診をまとめてすべて受ける検診)」のように、わたしたちが受診しやすいよう、工夫してくれている市区町村もありますよ。

費用はいくらかかるのか?

がん検診の費用は、市区町村によってことなりますが、平均単価は胃がん検査が約1,500円~約3,000円、肺がん検査が約500円~約1,000円、大腸がん検診が約600円、乳がん検査が約1,300円~約1,600円、子宮がん検査が約1,400円となっています。
がん検診をうながすきっかけとして、無料のクーポンを提供している自治体もあります。

予約・検査・結果の流れ

がん検診についての案内が郵送されてくることがほとんどですが、自分で予約しなければ受けられない場合もあります。
お住まいの市区町村のがん検診ホームページを確認してみましょう。

がん検診は、問診→1次検診→精密検査(2次検査)→診断という流れで進みます。

まず、お住まいの市区町村の案内にしたがって、病院を予約します。
予約日に病院へ行って問診と1次検診を受けます。
所用時間は30〜60分程度のところが多いようです。
後日、検査の結果が送られてきます。
がんの疑いがあれば再度、病院で精密検査をおこない、診断でがんが発見された場合は、医療機関で治療していくことになります。

定期的ながん検診を忘れずに

がんは定期的な検診をおこない、早期発見することが大切です。
自分のためにも、家族のためにも、定期的に検診を受けましょう。