厳しい夏の暑さ。毎年多くの方が熱中症で救急搬送されています。
熱中症に関わりのある「暑さ指数」に注目して、暑さ対策をしましょう。
暑さ指数とは?
暑さ指数(WBGT)は、熱中症の予防を目的としてアメリカで提案された指標です。
単位は気温と同じ「摂氏度(℃)」で表しますが、気温とは異なります。
(まぎらわしいので「暑さ指数」を単位をつけず数値だけで示すこともあるようです。)
暑さ指数が28℃を超えると、熱中症の発生率が急激に高くなります。
気温だけでなく、暑さ指数もチェックしましょう。
環境省の熱中症予防情報サイトでは、全国各地の暑さ指数を発表しています。
暑さ指数に関する指針
日本生気象学会、日本スポーツ協会では、暑さ指数と日常生活、運動との関係について指針をまとめています。
日常生活に関する指針
運動に関する指針
熱中症警戒アラート(試行中)
関東甲信地方では、環境省と気象庁が共同で「熱中症警戒アラート」を発表し、熱中症への警戒を呼び掛けています。
令和3年度からは関東甲信地方以外でも始まるようです。
「新しい生活様式」での熱中症予防
新型コロナウイルス感染症対策でマスクを着用していると、ますます暑さがこたえます。
環境省・厚生労働省は「新しい生活様式」のもとでの熱中症対策についてまとめています。
エアコンを使う、水分をこまめにとる、汗をかいたら塩分を、無理はしないなど、これまでの注意点にくわえて、「適宜マスクをはずす」というところがポイントです。
屋外で人と十分な距離(2メートル以上)をとれる場合はマスクをはずす、マスク着用時は負荷の大きい作業や運動を避けたりこまめに休憩するなど、気温・湿度の高い中でのマスク着用には十分に注意しましょう。
また、高齢者、子ども、障害者の方々は、熱中症になりやすいです。
3密(密集、密接、密閉)を避けつつ、声をかけてあげましょう。