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介護保険外の高齢者向け支援サービスについて

高齢者が自宅で安心して暮らしたり、外出や旅行をして楽しんだりするための支援サービスが増えてきています。
ここでは厚労省が作成した「介護保険外サービス活用ガイドブック」を参考に、どのようなサービスがあるのかを紹介します。

介護保険外サービスとは

介護保険外サービスとは、介護保険が適用されず、利用者が料金の全額を負担するサービスです。
保険適用のサービスは、要介護者の最低限の生活支援を目的としていますが、保険外サービスは、生活をより豊かにするためのプラスアルファの支援です。
また、保険適用のサービスは介護認定を受けている方しか受けられませんが、保険外サービスは介護認定を受けている方も、受けていない方も利用できます。

厚労省は「高齢者が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続ける」ための仕組みである「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。
その中で、保険適用サービスだけでなく保険外サービスを一緒に活用することを推奨しています。

介護保険外サービスの種類

介護保険では補えない部分をフォローしているため、サービスは多岐にわたります。
日常生活をサポートする家事支援をはじめ、家族への支援、外出・旅行の付き添いなど、うまく活用することで負担を軽減できたり、生活に潤いを与えることができます。

介護保険外サービス活用ガイドブック

厚労省が自治体および事業者向けに発行したガイドブックでは、さまざまな「介護保険外サービス」を実例とともに紹介しています。
掲載されている事例は都市部の情報が多いですが、みなさんの市町村にも、似たような支援サービスがあるかもしれません。
介護認定を受けている方やそのご家族は、ケアマネジャーなどに相談するとよいでしょう。
介護認定を受けていない方は地域包括支援センター・市町村に相談してみることをおすすめします。

「介護保険外サービス活用ガイドブック」内の事例抜粋

【1】高齢者の生活支援事業:熊本県Y社団法人

サービス内容

・買い物・通院などの付き添い、旅行や趣味の付き添い、ちょっとした代行など

特徴

・利用者は80~90代、一人暮らしや高齢者夫婦のみの世帯が多い。
・通院の付き添いや囲碁・将棋等趣味の付き添いの利用が多い。
・介護をしている家族のレスパイトケア(一時的に介護から解放される休息)としても活用されている。
・事業者側の働き手は定年後の元気な高齢者が多く、就労機会・やりがいを生んでいる。

【2】ロコモ予防・脳活性化をめざす運動スクール:K社(全国100ヶ所で展開)

サービス内容

・足腰強化コース:ストレッチ、筋力トレーニング、踏み台運動など(ロコモ予防)
・脳活性化コース:運動と同時に簡単な計算を行って、体と頭を使う。
※ロコモとは:体を支えたり動かしたりする機能が低下し、要介護や寝たきりになる可能性が高い状態

特徴

・スクール型のグループレッスン・足腰強化コースは60代から80代の年代が多い。
・脳活性化コースはそれよりも少し上の年代の方が多い。

【3】トラベルヘルパーが付き添う介護旅行サービス:東京都A社

サービス内容

・介護の必要な方が対象で、介護技術と旅の専門知識を持つプロが同行。
・近距離から長距離の旅行まで、お客様ごとの個別の要望に応じてプランを作成。

特徴

・普通の旅行より費用はかかるが、富裕層だけでなく一般的な方が参加している。
・たまにはお金をかけてでも、思い出に残る体験をしたい、という気持ちから参加する方が多い。
・年間400~500組の利用がある。