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人材確保の選択肢「産業雇用安定センター」

働きたい人にとっても、働いてほしい人にとっても、よりよい求職・採用活動がしたいですよね。
ハローワークをはじめとした求人媒体を利用している方は多いと思いますが、無料でサービスを受けられる「産業雇用安定センター」はご存知ですか。
人材を送り出す企業と受け入れる企業との間に立って、出向・再就職支援をしている「産業雇用安定センター」の役割とメリットについて紹介します。

産業雇用安定センターとは

公益財団法人 産業雇用安定センターは、就業者が失業を経験しないで新たな仕事に就けることを目的に、企業系列を超えた企業間の出向をあっせんする専門機関として1987年に設立されました。
設立以来約22万人の転職・再就職などをサポートをしています。
全国の各都道府県に事務所があり、無料で利用できます

出向・移籍を専任コンサルタントがサポート

産業雇用安定センターの主な業務のひとつは、企業間の出向・移籍のサポートです。

求人情報と出向先企業のマッチング

雇用維持が難しく、社員の出向先・転職先を探している企業、求人したい企業、いずれもまずは各都道府県にある産業雇用安定センターの事務所へ申し込みます。利用に一切費用はかかりません

専任コンサルタントがつき、出向先・移籍先の企業のマッチングや、企業間の契約に関するアドバイス、求職者へのカウンセリングなど、きめ細かなサポートをしてくれます。
出向・移籍いずれの場合も、求職者は在籍中の企業経由で申し込むことになります。

条件の合う人材と企業のマッチングができたら、出向先・移籍先の企業に求職者が応募し、面接、採用の流れとなります。

なお、2019年度に成立した約9400件の再就職のうち、約1700件は「従業員数29名以下の会社」です。
多忙な経営者が多い中小企業には、無料でマッチングをしてもらえて、即戦力を得られる心強い味方といえますね。

出向・移籍とは

出向とは、労働者が出向元企業と何らかの関係を保ちながら、出向先企業と新たな雇用契約関係を結び、一定期間継続して勤務することをいいます。
たとえば、数年間出向先企業で働いて、元の会社に戻る場合などがこれにあたります。

移籍(再就職)は、移籍先企業との間にのみ雇用契約関係があり、元の企業との雇用契約関係は終了します。
もちろん企業としての責任は、出向先のみが負います。
いわば会社公認の転職活動ですね。

産業雇用安定助成金を受けられます

産業雇用安定助成金とは、新型コロナウイルス感染症の影響により従業員を出向させた場合、その出向に要した賃金や経費の一部を助成する制度です。

出向・移籍が成立した場合、出向元・出向先双方の事業主が助成金の対象となります。

60歳以上の方の再就職支援

産業雇用安定センターのもうひとつの業務は、高齢者の再就職支援です。

キャリア人材バンクの登録と就職サポート

元気なかぎり働き続けたいと考える高齢者にとって、再就職は大きな悩みのひとつです。
産業雇用安定センターでは、在職中・離職中の60歳以上の方を対象に「キャリア人材バンク」に求職者登録し、事業者に紹介を行うマッチングサービスを行っています。

専任コンサルタントがマンツーマンで就職先を探してくれるだけでなく、再就職後のフォローもしてくれます。
在職中の企業経由または個人でも登録でき、費用は無料です。

2020年度の実績として、キャリア人材バンクに登録した約4600人のうち、約2100人の再就職が成立しています。

その他、賛助会員となった場合のメリット

なお、産業雇用安定センターの賛助会員になると、

  • 受入れ・送出しに関する最新人材情報が届きます。
  • 担当スタッフが随時訪問し、受入れ・送出しに関する相談ができます。
    相談に応じて、登録されていない最新の人材情報も提供してくれます。
  • 毎月専門誌が届きます。

といった特典が受けられます。

きめ細やかな支援で経験豊富な人材確保につながる「産業雇用安定センター」を、新たな人材募集の窓口として活用されてはいかがでしょうか。