健康で長生きするためにも、おいしく食べたいものです。
年をとっても自分の歯で食べられるよう、口腔ケアについて見直してみませんか?
8020(ハチマルニイマル)運動
8020運動とは、「80歳になった時に20本以上自分の歯を残そう」 という運動です。
人間の永久歯は28本で、親知らずを含めると32本です。
加齢や虫歯、歯周病などの理由で歯の本数は減りますが、20本以上の歯を保てれば、ほとんどの食べ物をしっかりかめて、おいしく食べられると言われています。
歯と歯ぐきのお手入れを
「8020」を達成するには、歯の喪失の原因となるむし歯と歯周病の予防が大切です。
日ごろから歯と歯ぐきの手入れが必要です。
手入れとしては、歯磨きなど毎日自分で行う「セルフケア」だけでなく、歯科専門家による「プロケア」が必要です。

セルフケア(自分が毎日行う予防)
「歯みがき」だけでは、みがき残しやブラシの先端が届かないところがあるため、「歯みがき」に加えて他にも手入れが必要です。
- 歯ブラシによる歯みがき
歯面の清掃によるむし歯予防、歯と歯ぐきの間の清掃による歯周病予防ができます。 - デンタルフロス、歯間ブラシなど
歯ブラシでは磨けない歯と歯の間の清掃により歯周病予防ができます。
隙間の小さい歯間部にはデンタルフロスが有効で、隙間のある歯間部には歯間ブラシが便利です。 - フッ化物によるうがい、塗布
フッ化物は歯面のみがき残しに対し、むし歯の促進を抑制する効果があります。
(最近の日本の歯みがき剤のほとんどにフッ化物が含まれています) - 糖類摂取量の適正化
摂取の総量を減らすこと、およびその摂取回数を減らすことは虫歯予防に効果的です。 - 喫煙をやめる
喫煙により、歯ぐきへの血流が悪くなり、歯周ポケットに細菌が繁殖しやすくなる、と言われています。
プロケア(定期的な歯科検査・治療)
歯科医院などでの定期健診により、セルフケアでは行き届かない部分の予防ができます。
- 歯垢・歯石除去などの専門的ケア
歯や歯ぐきのチェックもやってくれるので、仮にむし歯や歯周病になっても初期段階で発見できます。 - セルフケアのやり方指導
正しい歯みがきの方法、歯間ブラシ・デンタルフロスの使い方など - 食事・生活習慣のアドバイス
「オーラルフレイル」を理解して、健康長寿を目指しましょう
お口の衰え「オーラルフレイル」は、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増えるなどのささいな機能の低下から始まります。
オーラルフレイルは、身体の衰え(フレイル)と大きく関わっています。
早めに気づき、対応することが大切です。
日本歯科医師会は、「8020運動」に「オーラルフレイル」という新たな考え方を加え、健康長寿をサポートしています。

高齢期の口腔ケア(オーラルフレイル予防)
日本歯科医師会では、オーラルフレイルを予防するには
- かかりつけの歯科医をもち、定期的に通うこと
- 口のささいな衰えを見逃さないこと
- バランスの取れた食事を摂ること
が大切としています。
また、日常的にできる簡単なお口の体操も紹介していますので参考にしてみてください。
若い方も高齢の方も、いつまでもおいしく食べ続けられるよう、「8020」を意識してお口の手入れをしましょう。