医療費・介護費節約につながる制度のまとめ

あんしんポケットガイドでは、医療費・介護費の節約につながる制度についていくつかの記事を紹介しています。
それぞれの条件や申請方法などの概略をまとめてみました。
詳細はそれぞれの記事を参考にしてください。

医療費控除

  1. 概要:1年間に支払った医療費が多い場合、その分の所得税が戻ってくる。
  2. 基準額:10万円/年(世帯で合算)
  3. 申請方法:確定申告で申告書を税務署に提出
    ※申告書の作成は3方法
    A.税理士に依頼する。
    B.自分で手書きで申告書を作成⇒税務署に郵送、もしくは直接提出
    C.国税庁e-Tax「確定申告作成コーナー」で申請書作成⇒「書面を郵送」もしくは「電子申告」
  4. 申請時期:翌年2月16日~3月15日
医療費控除とは?|医療費の合計が10万円を超えたら確定申告をしましょう

高額療養費制度

  1. ひと月に支払った医療費が多い場合、上限額を超えた分が戻ってくる。
  2. 上限額は3.54~25.26万円/月(年齢・所得で決まる、世帯で合算)
  3. 健康保険の窓口、Webサイトで申請書/方法を確認
     ⇒申請書作成⇒健康保険の窓口に提出
     (病院の相談窓口でも相談できます)
  4. ひと月の医療費が上限を超えた時。過去1年分さかのぼって申請可能。
かかった医療費がもどってくる「高額療養費制度」

限度額適用認定証

  1. 病院窓口でのひと月分の支払いを上限額までに抑えてくれる。
  2. 上限額は高額療養費制度の金額(各病院ごと、入院・外来は別々)
  3. 健康保険の窓口、Webサイトで申請書/方法を確認
    ⇒申請書作成⇒健康保険の窓口に提出
    ※マイナンバーカードを健康保険証としての利用申込み済であれば、認定証申請は不要。
  4. ひと月の医療費の支払いが上限額を超えそうな時、もしくは入院が決まった時。
入院が決まったら「限度額適用認定証」をもらいましょう

高額介護合算療養費制度

  1. 健康保険・介護保険両方の自己負担額の年間合計が上限額を超えた場合に戻ってくる。
  2. 上限額は19~212万円/年(年齢・所得で決まる、世帯で合算)
  3. 市区町村の介護保険の窓口、健康保険窓口に問合せ
  4. 8月~7月の年間合算を申請。過去2年分にさかのぼって申請可能。
医療費・介護費の一部が戻ってくる「高額介護合算療養費制度」とは?

知ることが安心につながります

前述の制度は家計を助けてくれるだけでなく、知っているだけでも医療費の不安をやわらげるのに役立ちます。
また制度以外にもの医療費節約につながることがありますので、頭の片隅にいれておきましょう。

●ジェネリック医薬品を利用すること。
●かかりつけ医師を持つこと。
●無駄な受診をしなくてもすむように、自分や家族が健康でいること。

ジェネリック医薬品とは?|今までの薬と同じ?|メリット・デメリットは? かかりつけ医をもつメリット|医師と信頼関係をきずこう