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聞いてみよう!国民年金と厚生年金の支給額

多くの人にとって、老後は年金を受給しながらの生活になります。数十年にわたる生活費をまかなうご自身の年金について、正しい知識を持つことは大切です。意外と知らない人が多い、国民年金と厚生年金の違いについてやさしくまとめました。

国民年金と厚生年金の違い

国民年金と厚生年金の違い

「国民年金」は基礎年金と呼ばれる基本的な保障制度で、日本在住の20歳以上60歳未満が加入しています。

一方の「厚生年金」は、国民年金の金額に上乗せされて受給できる年金です。加入できるのは会社員やサラリーマンをはじめ、アルバイト・パート・派遣社員で労働時間が社員と同等の場合に限られます。

年金保険料も異なる

年金保険料も異なる

保険料の支払いも、国民年金と厚生年金とで仕組みが異なります。国民年金の場合、振込用紙が送られてきて、毎月支払いかまとめて支払いかを選ぶことができます(口座振替も可。一括で前納すると少し割引になります)。厚生年金は給与から天引きされる形で会社から納めます。

保険料の金額についても、国民年金保険料は定額(年度によって変動)ですが、厚生年金は、「標準報酬月額」という毎年4~6月に支払われる給与をベースに計算した金額で決まります。そのため、年功序列による昇給や、転職等により給与が増減すると、納める保険料が変わってくるのです。

厚生年金は国民年金に上乗せする年金保険ですので、国民年金に比べて保険料が高くなっています。知らない人も多いのですが、会社が保険料の半分を負担しています。実際には給与から天引きされている金額の倍の金額を納めていることになります。

老後の年金額も大きく変わります

老後の年金額も大きく変わります

老後に入ると「老齢年金」を受け取ることができますが、老齢年金には国民年金を基本とする「老齢基礎年金」と、厚生年金加入者が受給できる「老齢厚生年金」があります。

老齢年金の仕組み

国民年金 老齢基礎年金
厚生年金 老齢基礎年金+老齢厚生年金

20~60歳までの間、保険料を支払ってきた場合、65歳から満額の老齢基礎年金が支給されます。さらに厚生年金で必要な被保険者期間を満たしている場合は、同じく65歳から老齢厚生年金も支給されます。

平成27年度の老齢年金の平均月額は、国民年金が55,244円、厚生年金が147,872円です。これらはあくまで平均額です。納めた期間と金額によって、支給される年金額が異なるのは国民年金も厚生年金も同じですが、特に厚生年金の場合は、報酬によって保険料が異なることから、自分がいったい年金をいくら支給されるのか、とてもわかりにくいのです。

独身・夫婦世帯ともに、老後の生活費は大きな悩みのタネです。自分がどのくらいの期間、いくら納めているのか、いくら支給されるのか、ねんきん定期便で内訳を確認したり年金事務所で確認してもらうなどして、老後に備えたいですね。

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